2013/12/04

Pocketについて: アプリ説明とメリット (そして,よもやま話)

ここ最近のアップデートで,さらに使い勝手がよくなりました。
改めてテーマを分割して書いててみようと思います。

何のためのアプリなのか

もともとは「Read It Later」というWebサービスを利用するためのインターフェイスでした。
「Read It Later(あとで読む)」という名称のとおり,「WebPageを蓄積して読む」ことに特化しています。

URLをサーバーに送信して,本文をダウンロードできます。
この形式をPocketでは「Article View」と呼んでいます。
設定を変えるとブラウザで見たままの本文(Web View)もダウンロードできますよ。
見た目の違いをサンプルとして掲載します。



Pocketを使うことのメリット

1.本文が読みやすい
上のサンプルをご覧いただくとお分かりいただけるでしょう。
この辺りのシンプルさは,Kindle Paperwhiteにも共通する美学です。
デザインで人目を惹くサイトもあります。
それでもやはり,WebPageの本質的な価値はコンテンツの質にあります。
このアプリは読むことに集中できるので,体感で二割り増しのスピードで読めます。

2.オフラインでも読める
本文をダウンロードできるので,ネットに接続されていなくても無問題です。
都内は地下鉄もネットの電波を掴めますが,地方では実用性の高いポイントですね。
特にわたしが使っているiPod touchは単体で通信ができません。
これは地味に嬉しい機能です。
Article Viewの本文は低用量なので,ダウンロードの負荷もかかりません。
お財布にも電波にも優しいアプリです (笑)

余談ですが,ネットが普及し始めた90年代の頃はモデム接続の従量制が一般的でした。
データの転送量が多ければ多いほど,ネット接続にお金がかかったのですよ。
54.4kbps でも早く感じたものです (笑)
そんな背景から,当時はFLASHバリバリのWebPageは敬遠されたものです。

気軽にウェブサーフィンもできず,「Web巡回ソフト」が熱いジャンルでした。
有名どころのWWWCを使っていたこともあります。
そのほか,Web構造をまるまるそのままダウンロードしてオフラインで閲覧できるソフトもありましたね (笑)

また,その頃は「テキストサイト」と呼ばれるWebPageが多くありました。
学生時代にわたしがよく訪問していた,でるふぃさんのサイト「でるふぃたうん」が典型です (笑)

でるふぃさんもWebPageでZIPに固めた読み物をダウンロードできるようにしていましたね。
一気にダウンロードして後で読む、テレホ時代のWeb事情が伺いしれます。
# 勝手にリンクして,ごめんなさいね > でるさん

次回はPocketの便利な使い方を改めておさらいしてみようと思います。

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